これまでのお話
3年くらい前になるけど、本屋で平積みされてて目につき、いかにもな自己啓発本っぽい本をひさしぶりに読んでみたくなった。
やり抜く力が重要なのは当たり前と思ってるのだが、それについて何が書かれているのか興味をもち読みたい本の1冊として『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』を手に取った。
この本に書いてあること
この本に書いてあることをざっくりアマゾンの紹介文。
IQでも才能でもない、成功に必要な第3の要素とは?全米社会に絶大な影響を与えた成功と目標達成の画期的な理論!
人生の成否を決定づける「やり抜く力」について、自分での身につけ方から、子どもなど他人の「やり抜く力」を伸ばす方法まで徹底的に明らかにする。
これまでのあらゆる常識がくつがえる衝撃の一冊!

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者:アンジェラ・ダックワース
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
PART1では、著者のこれまでの研究成果として、「やり抜く力」とは何なのか、その重要性について書かれてる。PART2,3では「やり抜く力」の伸ばし方を内側/外側わけて書かれてる。
以下目次。
- PART1 「やり抜く力」とは何か?なぜそれが重要なのか
- 第1章 「やり抜く力」の秘密〜なぜ、彼らはそこまでがんばれるのか?
- 第2章 「才能」では成功できない〜「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの
- 第3章 努力と才能の「達成の方程式」〜一流の人がしている当たり前なこと
- 第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?〜「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト
- 第5章 「やり抜く力」は伸ばせる〜自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」
- PART2 「やり抜く力」を内側から伸ばす
- 第6章 「興味」を結びつける〜情熱を抱き、没頭する技術
- 第7章 成功する「練習」の法則〜やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法
- 第8章 「目的」を見出す〜鉄人は必ず「他者」を目的にする
- 第9章 この「希望」が背中を押す〜「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる
- PART3 「やり抜く力」を外側から伸ばす
- 第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法〜科学では「賢明な子育て」の答えは出ている
- 第11章 「課外活動」を絶対にすべし〜「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果
- 第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう〜人が大きく変わる「もっとも確実な条件」
- 第13章 最後に〜人生のマラソンで真に成功する
「やり抜く力」って
どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには断固たる決意があり、それが二つの形となって表れていた。
第一に、このような模範となる人たちは、並外れて粘り強く、努力家だった。
第二に、自分が何を求めているのかをよく理解していた。決意だけでなく、方向性も定まっていたということだ。このように、みごとに結果を出した人たちの特徴は、「情熱」と「粘り強さ」をあわせ持っていることだった。つまり、「グリット」(やり抜く力)が強かったのだ。
(出所:第1章 「やり抜く力」の秘密 「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す)
終わりに
このグリッド・スケールを鬼滅の刃の竈門炭治郎の気持ちになってやってみた。
ぐう50点。
竈門炭治郎、やり抜く力超強い。家族を殺した鬼の退治、妹を人間に戻したいという目の前に常に目的を意識する状況、自身のような悲しい思いをする人を無くしたいという強烈な目的意識。その目的意識にかけ合わせて、パーソナリティとして持つ粘り強さ、自分が強くならなければいけないという強い思い。そして長男。
元気がないサラリーマンになってしまっている気がしている人。グリッド・スケールで点数低かった人はぜひ。読むと人生変わるかも。
ただし、やり抜くことを前提ときたときに、世間で言う成功者になりえるかどうかは、何を一番先にやり抜くか?が大事だと思った。
それは、世界が求めることの先読み、あるいは創造。世に言う成功者はその両方ができた人なんだと思う。
世界が求めることにアンテナを張りつつ、足元やり抜く力を磨く。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者:アンジェラ・ダックワース
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
続く